松尾スズキのOH！官能小説　第6回

松尾スズキpresents究極の聴覚官能バラエティー！

新興宗教、身障者、異常性癖、狂気……タブー上等！　
社会の不条理を笑い飛ばし、人間の本質をえぐる。そして、いちいち面白い。そんな魅力で、全公演のチケットが瞬く間に売り切れる人気劇団「大人計画」の主宰であり、演出家、脚本家、俳優、映画監督、小説家としても大活躍する松尾スズキ氏がエロとナンセンスの宝庫・官能小説を朗読します。お相手は、バスト92・ウェスト58・ヒップ82のナイスバディー声優、高倉亜衣さん。
ご好評いただいている本シリーズもついに最終回。そこで今回は、ラストを飾るにふさわしいスペシャルバージョンとして、松尾スズキの自著であり、カルチャーシーンに強烈なインパクトを放つ怪物的奇書『宗教が往く』を取り上げます。切なく狂った超絶官能シーンを著者本人が朗読し、愛とエロスの真髄を語り尽くす●●分間。必聴です！！

第6回『宗教が往く』
巨頭の少年フクスケは、15歳にして生家を追われ、大都会・東京へと旅立つ。謎の伝染病・ヒヒ熱が蔓延する東京で、フクスケはたまたま出会った男のいざこざに巻き込まれた縁で、不法滞在の外国人ホステスたちと乱交を繰り返しては、ヒヒ熱に冒されて死んでいく彼女たちを弔う、混乱と衰退と過剰が支配する日常を過ごしていた。そして、25歳になったフクスケは「劇団大人サイズ」を結成する。狂気のサディスティック女優ミツコを中心に「劇団大人サイズ」は順調に規模を拡大していったが、稽古場のオーナーが新興宗教の教祖だったことから劇団は宗教化していく。猛威をふるうヒヒ熱によって世界が一気に破滅へと突き進む中、フクスケは、ミツコと、憧れの元子役・エムコという運命の女性ふたりを同時に愛してしまう。そして、カタストロフィにむかう物語は著者・松尾スズキの現実と連鎖して･･････。狂気と衝動が暴走した果てを描いた、文学史上、類を見ない冒険奇譚！







松尾スズキ著／
『宗教が往く』上・下／文春文庫　定価：上・650円（税込）下・700円（税込）

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