ピアニストの系譜２（2/2）

現代屈指のピアニストと、伝説の恩師たちとの交流

　2006年4月から4年近く、45回にわたって音楽誌「音楽の友」に連載された「ピアニストの系譜～その血脈を探る～」が単行本化されます。
　それを基に、全世界のピアニストの師弟関係を俯瞰し、そのピアニズムを検証する講座がシリーズで開講することになりました。
　第1回には中村紘子さんをお迎えし、大変貴重で興味深いお話を伺いました。今回のゲストは現在、シューベルト・ツィクルスを続行中の今川映美子さん。今川さんの師ゲオルク・ヴァシャヘーリは、ベラ・バルトークの薫陶を得ると同時に、エドウィン・フィッシャーに師事していました。フィッシャーの師はマルティン・クラウゼであり、クラウゼの師はリストでした。つまり今川さんはリストとバルトークの系譜の中のひとり。お話を伺いながら、そのピアニズムを紐解いていきます。（講師・記）

＜演奏曲目＞シューベルト　4つの即興曲 D935より
　　　　　　シューベルト　楽興の時　D780　より

《朝カルArchive》は、時代をリードする「学び」の老舗・朝日カルチャーセンターの講座から、選りすぐりの語りをお届けするシリーズです。

収録：2010年9 月4日
企画：朝日カルチャーセンター　朝日JTB・文化交流塾　新宿

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