弐　安倍夜郎の巻（3/4）

3　そうそうたる早稲田漫研OB会

『深夜食堂』は、深夜0時に開いて朝7まで営業する、ちょっとかわった食堂を舞台にした物語。わずか10ページの中に、個性的なキャラクターと気取らない料理がやさしく交差する、オトナのための漫画です。作者の安倍夜郎さんは、じつは町山さんとは早稲田大学漫画研究会の同期。学生時代からの素顔を知る町山さんならではのディープな質問にも、安倍さんはたじろぐことなく、ひょうひょうと答えていきます。学生時代やCMプロダクション時代、そして41歳でのデビューと、それぞれの時代の漫画との関わり方はどんなものだったのか？　第55回小学館漫画賞（一般向け部門）を受賞した大ヒット漫画『深夜食堂』誕生の秘密が浮かび上がります。

■1　祝・小学館漫画賞受賞！
『深夜食堂』のアイデアはどこから来たのか。実在のお店にモデルはあるのか？　短編の名手、安倍夜郎さんの発想の秘密があきらかに。

■2　ドラマ化も想定内？
漫画家デビューにはCMプロダクション時代の企画・演出力が大いに役立ったと安倍さん。賞をとるための漫画と連載を続けるための漫画の違いとは？

■3　そうそうたる早稲田漫研OB会
弘兼憲史、けらえいこ、堀井雄二、やくみつるなど、そうそうたる早稲田漫研OBたち。さらに放送禁止ピー音続出の、ディープで怪しい先輩とは？

■4　デビュー作『山本耳かき店』
デビュー作『山本耳かき店』は32ページを描くのに3年間もの歳月が必要だったといいます。それはいったなぜだったのか。

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