渡邉格(タルマーリー)×平川克美「共有地に明日の菌(タネ)をまけ」

自然と共に人間が「自然」を作り続けていくためには

隣町珈琲で2022年6月に行われたパンとビールとトークの一日「タルマーリーデイ」。
今回その日に併せてタルマーリーのオーナーシェフである渡邉格さんをお招きして行われたスペシャルトークイベントの模様を配信いたします。
野生の菌による発酵を起点とした地域内循環の実現、里山の恵みを最大限に活かした農産加工と、豊かな食を楽しむ最高の「場づくり」を目指す渡邉さん。また自ら「非私有」の実践を行い、街の「学び舎」や「共有地」としての隣町珈琲を目指す平川克美。
今回「共有地に明日の菌（タネ）をまけ」と題して、異なる試みをしながら、この「撤退戦」を余儀なくされる現代の日本で、明日への希望をつなぐ取り組みを目指す二人がその活動やその考え、また将来の展望をたっぷり語り合います。


・今年「鬱」になった渡邊さんが考えたこと
・本当に価値があるものとはなんなのか？
・渡邊さんが久々に東京に来て驚いたこと、考えたこと
・自分の考えや自分自身に「ゆらぎ」があるという事
・自然と人間の関係の変遷
・「自分事」を賦活させる触覚というゼロ距離の感覚
・自然を排除した画一化したパンと標準化できないタルマーリーのパン
・自然と共に人間が「自然」を作り続けていくためには
・少子化の本当の原因とは？
・資本主義社会の行き詰まりは「共同体」の復活で解決できるのか？
・思想だけで繋がることの危うさ
・「流行らないものは廃れない」という思想の大切さ
・今必要な花田清輝の「楕円幻想論」
・タルマーリーが今取り組んでいる完全生産体制
・「水のようなビール」を作ってみた

［質問コーナー］
・流行らないけど程々に経営を持続させるためには？
・地方に人が住んでもらうためには？
・ロシアーウクライナの戦争などニュース報道に押しつぶされないためにはー頭と心と体について

などなど


※ この番組は2022年6月18日に隣町珈琲にて収録しました。

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