「ふたりでお茶を」2019年12月号

時間性を失い世界観とキャラだけを嗜好するようになった現代人

今年最後の「ふたりでお茶を」リリース！
共通の文化を失い、物語が紡げなくなくなった現代人について、
政治家と対等な立場でやり取りのできなくなったメディア、「恐れ」で駆動する官僚などなど、話題盛りだくさんの毒舌対談を是非お楽しみください！


・『男はつらいよ』を全作続けて観て分かること/浴衣と畳の嫌いな小田嶋隆
・「報道ステーション」世耕参院幹事長のＶＴＲ編集をテレ朝謝罪について/メディアとして「謝る」ことで失ってしまうもの
・本来は対等であるべき記者と政治家/渡辺恒雄氏のいう「記者は政治家以上に政治的であるべき」という意味
・官僚を駆動しているであろう「恐れ」
・「反社会的勢力の定義は定まっていない」「バックアップデータは行政文書ではない」という発言について
・およそ全ての表現は「印象操作」である
・グレタさんの行動に腹を立てるかどうかというリトマス試験紙
・勉強の出来なかった子達を肯定する後付けの「ストーリー」
・ある種のインテリにある「左翼思想を克服した」というスタイル/もはや左翼右翼ではなく「上翼」と「下翼」
・今の若者にない「権威」を乗り越えるという志向
・共通のコンテクストがない現代では成り立たない「パロディ」／メインカルチャーがないことでサブカルチャーもない現代
・年末ドラマの『忠臣蔵』が無くなった理由/共有する文化がないことで作れなくなった時代劇やホームドラマ
・世界観とキャラだけが存在し、ストーリーや時間がない作品を嗜好する若者
・官房長官の「全国に高級ホテルを５０カ所新設する」発言について/東京オリンピックが終わった時にくる経済
的バックラッシュ
・梅宮辰夫が亡くなったことでいよいよ終わった「昭和」という時代
等々

小田嶋・平川の独特の視点から、繰り出されるトークをたっぷりお楽しみください！

（この番組は2019年12月13日隣町珈琲にて収録しました）

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