2　林立夫の世界（2）

ギャラはソフトクリームで

　ティン・パン・アレーのドラマーでプロデューサー、林立夫さんのMusicTalk第二回。中学生ながらにムーヴァーズで大学生企画のオーディションに参加したのが前回まで。今回、ついに林さんはプロへの道をたどっていきます。
　自分がどこでプロになったのかわからないという林さん。パーティーなどで演奏を重ね、一番最初にもらったギャラは、もしかするとソフトクリームだったかもしれない……というエピソードを紹介。やがてバンドはメンバーをあれこれ変えながら変遷し、鈴木茂、小原礼らと組んだのがスカイでした。しかしその実態は「パーティーで一回演奏をしたか
しないか」というものだったとか。
　そうこうするうち、細野晴臣がフローラルでプロデビューを果たし、鈴木茂もはっぴいえんどでプロになっていきます。一方、林さんも小坂忠に誘われて、フォージョーハーフに参加。ついにプロのドラマーとなっていくのでした。
　フォージョーハーフのリズムアレンジは「洗練されたザ・バンドのようなものだった」と明かす林さん。次回のインタビューでは、キャラメル・ママ時代のレコーディングで参考にしたのも、ザ・バンドのアルバムであったことがあきらかになります。

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