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アーティストプロフィール
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石川啄木(いしかわたくぼく)
歌人・詩人・小説家
1886年、岩手県生まれ。盛岡中学時代に好成績で入学したが、進級するに従い文学と恋愛に熱中して成績は低下、あげくにカンニング事件を起こして退学となる。1902年、上京して雑誌『文学界』の編集員の職を希望したが得られず、翌年帰郷。しかし与謝野鉄幹の東京新詩社の同人となって『明星』誌上で活躍するようになり、二十歳の時に処女詩集『あこがれ』が刊行されると、天才詩人として注目を浴びた。しかし臨済宗の寺の住職であった父がその職を失うなど、家庭生活は不遇なまま、やがて結婚した妻・節子とともに職を求めて北海道に移住する。1908年、ふたたび上京して小説を書くが売れず、同郷者の助けでようやく朝日新聞社の校正係となる。1910年「朝日歌壇」の選者となり、処女歌集『一握の砂』を刊行。三行書きという新しい表記法と「生活派」といわれた主題の新しさ・大胆さがあいまって、歌人としての地位を確立した。同時期、大逆事件に衝撃を受け、晩年幸徳秋水、クロポトキンらの社会主義思想の影響を受ける一方、『悲しき玩具』、『呼子と口笛』、評論『時代閉塞の現状』などの代表作をものした。1912年、27歳で肺結核に斃れる。数々の哀詩よりなお哀しい生涯だった。
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
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