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アーティストプロフィール
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吉田健一(よしだけんいち)
評論家・小説家
1912~77 評論家・小説家
東京生まれ。少年期を父吉田茂の在勤中のヨーロッパで過ごし、西欧のセンスを体得し帰国。河上徹太郎らと交友し、ポーの『覚書』を訳述。日本近代文学史の枠組みや前提にとらわれぬ批評活動を展開し、『英国の文学』『シェイクスピア』によって評論家としての地位を不動にした。また人物造型や作品の舞台が小説の通念を超越する自由奔放な作品『本当のような話』『金沢』を発表。食通でも知られ、『私の食物誌』にはロンドンにあるカフェ・ローヤルの話が綴られている。
▽「カフェ」は、『吉田健一著作集 第四巻』(1979.2 集英社)所収。
〈以上、作品社刊『日本の名随筆』別巻3 清水哲男編「珈琲」より〉
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「笑い」の収録された『甘酸っぱい味』(五七)は前半の『三文紳士』や『乞食王子』などに続くエッセイ集で、この頃からユーモア・エッセイや味のエッセイの書き手として広汎な人気を得るようになった。評論『東西文学論』『シェークスピア』『日本について』、小説集『酒宴』などが同時期の仕事である。
▽「笑ひについて」は、『吉田健一著作集 第四巻』(1979.2 集英社)所収。
〈以上、作品社刊『日本の名随筆』本巻22 桂米朝編「笑」より〉
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