古典落語
ねずみ
価格:¥733
古典名作に衝撃の新キャラ登場!
【あらすじ】
旅人が仙台の街に入ると、客引きの少年・卯之吉に声をかけられました。誘われるままに行ってみると、立派な「虎屋」の真向かいの小さな小さな「ねずみ屋」という宿。主人は腰が抜けて動けません。じつはもともと虎屋の主人だった父親がある事故で腰が立たなくなり、後妻のお紺と番頭の牛蔵に息子ともども追い出されて、住まった物置き小屋が「ねずみ屋」になったのでした。幼なじみの生駒屋に助けられながら、親子二人で細々と宿を営んできたのです。この事情を知った旅人(実は飛騨の名工・左甚五郎)がねずみを彫って、宿に置いていきます。甚五郎が魂を込めて彫ったねずみは、なんとちょろちょろと動くと評判になり、宿は大繁盛しますが……。
【聴きどころ】
「はいはい、こんにちは! どうも、どうも!」。本来の「ねずみ」には現れない調子のいい人物・生駒屋がドラマにしゃしゃり出てきます。兼好師匠は、生駒屋にスポットを当てて、噺を大幅にアレンジしています。この生駒屋は、今日で言えば地方の商店街をとり仕切っている世話好きのオヤジといったところでしょうか。「ねずみ屋」の主人がかすむほど、生駒屋が活躍する、兼好さんの工夫が活きた、新しい「ねずみ」になりました。
【もうひと言】
もと浪曲ネタ。「三井の大黒」「竹の水仙」などとともに数種類ある「左甚五郎もの」の一つです。三代目桂三木助が十八番にして有名になりました。三遊亭円楽師匠なども得意ネタとしていました。
[収録:2009年7月14日 お江戸日本橋亭(東京・三越前)]
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プロフィール
三遊亭兼好(好二郎改め)
1970年生まれ、福島県会津若松市出身。二松学舎大学文学部卒業後、タウン誌記者などの職を転々とした。97年に初めて生の落語を聴いて「退屈だ」と思い、そこが気に入って寄席通いを始める。魚河岸勤務時代の98年、三遊亭好楽に入門。前座名は好作。2002年、二つ目に昇進し好二郎と改名。2006年「にっかん飛切落語会」若手落語家表彰努力賞受賞。翌年、同落語会で奨励賞を受賞し。2008年秋に真打昇進の予定。入門時から妻子があり、二女の父。趣味は漬物の研究(特に白菜)。本名は佐藤健司。出囃子は「紀文大尽」。
←二つ目時代に色紙を頂きました |
このアーティストの作品(全8件)
試聴 | タイトル | 出演者名 | 価格 |
---|---|---|---|
狸札 |
三遊亭兼好(好… | ¥550 | |
時そば |
三遊亭兼好(好… | ¥550 | |
ねずみ |
三遊亭兼好(好… | ¥733 | |
月の姫 |
三遊亭兼好(好… | ¥744 | |
長屋の花見 |
三遊亭兼好(好… | ¥733 |
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